矯正歯科治療というと、「装置が目立つ」「治療期間が長い」等、治療に対してマイナスのイメージを持つ方が多いようです。
もっと治療後のことを考えてみませんか?
矯正歯科治療は、治療期間より治療後の人生の方がずっと長いためです。
治療後のきれいな歯並びの自分を想像してみて下さい。
なんとなくハッピーな人生を送れるような気がしてきませんか?
とはいえ、矯正歯科治療は数年間に渡りますので、やはり長いですね。
しかし、この治療期間の間に、歯並び・かみ合わせをきれいにするだけでなく、口の健康に対する意識を高め、歯を大切にする習慣を身につけてもらう、という大きなねらいが我々矯正歯科医にはあります。
具体的にふじき矯正歯科では、歯並び・かみ合わせをきれいにするとともに
・毎日歯みがきをする習慣と、きれいにみがく技術を身につけること
・正常なお口の機能(食べ方やしゃべり方等)を身につけること
を目指しています。この2項目が実現できるよう、矯正治療中に継続して、歯みがきの練習や舌・唇の使い方などを指導しています。
矯正歯科治療を受けられた方には、きれいな歯並び・かみ合わせでより幸せな人生を送ってほしいですからね。
治療例
写真は、治療前→治療直後→治療後6年です。
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(主訴:ガタガタした歯並びが気になる、診断:Angle I級叢生、治療開始年齢:12歳、非抜歯、上顎拡大装置(クワドヘリックス)装着期間:約1年、マルチブラケット装置装着期間:約2.5年、治療費:約90万円、矯正治療リスクの歯根吸収等はなし。ただ、矯正治療の痛みと違和感はとても大変だったようです。)
矯正歯科治療前は、あまり歯をみがく習慣がなく、むし歯がいくつかある方でした。また、噛む時の口の動きもぎこちない状態でした。
矯正歯科治療をしながら、歯みがきや口の動かし方を指導し、患者さんもまじめに取り組まれました。しかし、これまでの習慣が一朝一夕で変化することはないようです。矯正歯科治療期間を通して、徐々に口の健康に対する意識が変化し、上手に歯みがきができ、きれいに口が動くようになっていきました。
矯正歯科治療後、小さなむし歯や歯肉炎などはありますが、きれいな歯並び・かみ合わせになりました。むし歯や歯肉炎は、このときの患者さんの状態や習慣から進行することはないと考えられましたので、そのまま経過観察です。
治療後6年経過しても、歯並び・かみ合わせは安定しています。歯肉炎は治り、むし歯も進行しておらず問題ありません。健康な口です。
この方の矯正歯科治療後の感想には、「今では歯をみがかないと気持ち悪くて眠れない」「苦手だった野菜が、おいしく食べられるようになった」と書かれていました。
矯正歯科治療できれいになった歯並び・かみ合わせが、むし歯や歯周病などで崩れてしまったら、いやですよね。治療をした矯正歯科医としても、残念で仕方ありません。
矯正歯科治療では、きれいな歯並び・かみ合わせとともに、健康な口を身につけることがとても大切なのです。
矯正歯科治療とは?
考えてほしいこと
どうして歯は動くの?
悪い歯並び・かみ合わせの予防
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