第19回目は、平成20年1月19日に「臼歯部交叉咬合の子どもの咀嚼運動」と題して行いました。今回は、European Journal of Orthodontics 2006; 28: 480-484を読み、その内容についてディスカッションしました。咀嚼運動時に下顎は回転運動をするが、臼歯部交叉咬合の人は逆の回転運動になりやすいこと、子どもの場合は臼歯部交叉咬合を治療することで、逆の回転運動が正規の回転運動に改善されることなどを学びました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第20回目は、平成20年3月15日に「子どもに対するPMTCとPTC」と題して行いました。今回は、Journal of Dental Education 2002; 66: 1044-1048を読み、その内容についてディスカッションしました。子どもの場合、むし歯予防のためには、PMTCよりPTCの方が望ましいというエビデンスがたくさん示されていること、子どもに対するPMTCは害になる可能性があることなどを学びました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第21回目は、平成20年5月17日に「タングクリブ装着に伴う舌運動の変化」と題して行いました。今回は、Angle Orthod. 2006; 76: 400-405を読み、その内容についてディスカッションしました。タングクリブを装着すると、舌尖だけでなく、舌背の動きも変化し、嚥下機能にも影響を与えることがよく分かりました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第22回目は、平成20年7月19日に「子どもと母親の口腔清掃状態の関係」と題して行いました。今回は、International Journal of Paediatric Dentistry 2008; 18: 48-55を読み、その内容についてディスカッションしました。母親の口腔清掃状況がよければ、子どものお口の中もきれいであることがよくわかり、子どもの歯磨き指導を行う場合、母親自身もしっかり歯磨きするよう指導する必要性を強く感じました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第23回目は、平成20年9月20日に「患者さんへの説明」というタイトルで行いました。近年は、これまで以上に患者さんの話をしっかり聞き、十分な説明が大切になってきていることから、いくつかの想定質問を用意し、このような場合はどのように対応し、どんな説明するのか、ということを、参加者の方々とディスカッションしました。一方的な説明になることなく、患者さんの話を共感しながら聞くことが大切だということがよくわかりました。今回は、とても話が上手な方々ばかりの参加でしたので、私自身が一番勉強させていただきました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第24回目は、平成20年11月15日に「矯正治療後の長期安定性」と題して行いました。今回は、Angle Orthod. 2007; 77: 181-191を読み、その内容について全員でディスカッションしました。矯正治療で歯並びをきれいに整えても、長期的に見ると、下顎の前歯には必ず叢生が出てくること、上顎前突の矯正治療に機能的矯正治療は有効であることがよくわかりました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
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