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名古屋市昭和区八事にある矯正専門の歯科医院
(鶴舞線・名城線 八事駅6番出口すぐ) 日曜も診療

子どもさんのデコボコ・ガタガタの歯並びを治してあげたい方

 小学生の子どもさんの矯正歯科治療解説ページです。(中学生も一部含みます。)

     
 子どもさんの永久歯が変なところから生えてきたり、ゆがんで生えてきたりしたら、心配になりますよね。
 そのまま様子を見ていたら、こんなにデコボコ・ガタガタの歯並びになってしまった、と後悔とされている方もおられるかもしれません。
                       

 でも、そんなに心配しないでください。
 歯が健康であれば、矯正歯科治療できれいになりますので。。。

     

 とはいえ、矯正歯科治療を始めることに踏ん切りがつかない方もおられると思います。
 いつ矯正治療を始めたらよいのだろうか?、治療期間や費用はどれくらいかかるのだろうか?、矯正装置に対する不安など、いろいろと心配な方もおられると思います。



 このページでは、子どものデコボコ・ガタガタの歯並びの矯正歯科治療ついて、私(院長)の考え方を書いていきます。

    
 
[子どものデコボコ・ガタガタ歯並びの矯正歯科治療開始のタイミング]
 子どもさんのデコボコ・ガタガタ歯並びの矯正歯科治療開始のタイミングは、多くの場合、上下の前歯4本ずつが乳歯から永久歯に生え変わった頃で良いと思います。
 たまに、前歯(永久歯)の生える隙間がなく、なかなか生えてこられない状況になっている子どもさんもおられますので、そのような場合は、もう少し早く治療を開始した方が良いかもしれません。

(申し訳ありませんが、現在、当院で治療開始時期は、諸般の事情により、早くても10歳以降とさせていただいております。)

                     

 「そんなに遅くていいの?」とか、逆に「乳歯をきれいに並べても仕方ないので、全て永久歯に生え変わってからでいいんじゃないの?」と思われる方もおられることでしょう。

        

 矯正歯科治療の目標は、永久歯をきれいに並べてかみ合わせることです。

                        

 例えば、乳歯から永久歯へ生え変わる時に、1本変なところから永久歯が生えてきたため、その歯を矯正歯科治療で治した。よかったよかったと思っていたら、また違う永久歯が変なところから生えてきた。そこでまた矯正歯科治療でその歯を治して、この歯が治ったら、また違う永久歯が変なところから生えてきたため、その歯を矯正歯科治療で治して、、、、などと治療していくと、延々と治療が続いてしまって大変ですよね。

  
 
 そこで、目先のことばかりに目を向けるのではなく、すべての永久歯をきれいに並べてかみ合わせる、という最終目標を思い描きながら、適切な時期に、適切な治療をしていくのです。    

                       

 子どもの矯正歯科治療というのは、少しでも良い成長を引き出して、これから生えてくる永久歯を並べやすく、かみ合わせを整えやすくすることを目的に行いますので、歯だけでなく顎の成長も見ながら、治療の開始時期を考えていきます。
 なので、実際には口の中を見ないと何とも言えないのですが、矯正歯科治療開始のおおまかな目安として、上下の前歯4本が生え変わった頃、と思っていただければ良いと思います。

(申し訳ありませんが、現在、当院で治療開始時期は、諸般の事情により、早くても10歳以降とさせていただいております。)

     

[子どものデコボコ・ガタガタ歯並びの矯正歯科治療内容]
 例えば下図は、歯並びがデコボコ・ガタガタです。
 
 噛む面から見ると、下図のような感じです。

 顎の大きさに対して歯が大きすぎるため、それぞれの歯の収まるすき間がなくて、歯がひしめき合っている状態がわかると思います。

               

 このような歯並びを整えるためには、顎を大きくするか、歯を小さくするしかありません。

   

 子どもの場合、成長によって顎が大きくなりますので、歯が並ぶように、少しでも良好な顎の成長を引き出してやることを考えます。

                         

 ただ、成長能力は、人それぞれです。
 全ての人が身長180cmまで伸びないのと同じで、顎の大きさも全ての人でいくらでも大きくなるわけではありません。
 成長を促す治療の効果は、個人差があるということです。

    

 一般的には、軽度〜中等度のデコボコ・ガタガタの歯並びの人に、成長を促す治療は効果的であるといわれています。(軽度〜中等度といわれてもどれくらいなのか、わからないかもしれませんが。。。)

                              

 このような子どもの矯正歯科治療を行い、顎の成長がほぼ終了した時点で、大人の矯正歯科治療をするかどうか、する場合はどのように治療するのかを再度患者様と相談します。
 この時点で、顎に対して歯が大きすぎて歯が並びきらない、と判断した場合は、歯を抜いての矯正歯科治療をすることになります。
 詳しくは、「ガタガタ・デコボコの歯並び、八重歯を治したい大人の方」のページをご覧下さい。

  

[子どものデコボコ・ガタガタ歯並びに対する矯正歯科治療のメリット・デメリット(利点・欠点)]
 子どものデコボコ・ガタガタ歯並びに対する矯正歯科治療のメリットですが、将来的に健康な永久歯を抜かずに矯正治療できる可能性が高くなる、比較的簡単な矯正装置(夜だけ使う矯正装置、部分的に装着する矯正装置など)だけである程度きれいになる可能性がある、という点が挙げられます。
                          

 デメリットとしては、治療期間が長くなる、ということが挙げられます。仮に、小学校の低学年から矯正治療を開始したとしても、永久歯がすべて生えそろうのは、たいてい中学生以降ですから、その間は、定期的に通院する必要があるためです。最終的には、永久歯をきちんと並べて、かみ合わせを整える、というところが治療目標ですからね。
      
 
 この治療期間について、早く矯正歯科治療を始めれば、早く治療が終わると思われている方もおられるかもしれませんね。
 残念ながら、そうではありません。
                    

 一般的な矯正歯科治療のゴールは、永久歯をきれいに並べてかみ合わせることですので、通常、全ての永久歯が生えそろうまで治療は続きます。 
 最初の治療がうまくいき、その後は、乳歯から永久歯へきれいに生え変わるのを経過観察しているだけ、という場合もありますが、それでも、すべての永久歯が生えそろうまで通院は必要です。
     

  したがって、できるだけ治療期間を短くしたいという場合は、全て永久歯に生え変わってから、デコボコ・ガタガタの歯並びの大人の矯正歯科治療をするのもひとつの方法だと思います。
                            

 上記のように(他にもいろいろありますが)、デコボコ・ガタガタ歯並びの子どもの矯正歯科治療には、メリットとデメリットがあります。
 私(院長)は、デメリットよりメリットの方が大きいと考えられるときに、子どもの時から矯正歯科治療開始することを勧めています。

 この点については、患者様とじっくり話し合って決めていくところです。

  

[子どものデコボコ・ガタガタの歯並びを治すための矯正装置]
 子どものデコボコ・ガタガタの歯並びを治す矯正装置として、側方への成長を促す場合は、拡大装置を使用します。これらの装置は、口の中につけっぱなしのものや、夜間の就寝時のみ使うものなど、いろいろなタイプがあります。子どもさんの口の状態に応じて、どのタイプの装置を使うのか決めていきます。
 

 前後方向への成長促進を考えるときには、ヘッドギアやファンクショナルアプライアンス(機能的矯正装置)を使用します。これらの矯正装置は、基本的に夜間の就寝時や、家にいるときにのみ使います。
  
                         
 デコボコ・ガタガタの歯並びの他に、他の問題(出っ歯や受け口など)を抱えていることもありますので、そのような場合は、他の矯正装置も使います。


                     

 「友達はこんな矯正装置を使っていたので、私もこの矯正装置が良い」と言われることがあります。しかし、よく考えてみてください。あなたの歯並び・かみ合わせと友達の歯並び・かみ合わせは違います。あなたには、あなたの歯並びを治すために必要な矯正装置を考えて使用します。あなたの口の中で、友達の歯並び・かみ合わせを治すわけではありませんからね。
                             

 この矯正装置を使ってどうやって治そうか、など、矯正装置から考えるのではなく、あなたの歯並びをどのように治そうか、という治療目標を立てて、その目標へ向かうためには、どんな矯正装置を使うのが良いのかを考えるわけです。
             
 要は、矯正装置入れることが目的なのではなく、歯並びを治すことが目的で、歯並びを治す手段として矯正装置を使うのです。

                           

 矯正治療中の通院は、矯正装置を使っているときには1~1.5か月に1回程度、矯正装置を何も使っていないときは、2~3か月に1回程度です。通院はこの程度で、美容院や床屋へ行く頻度と同じ、または、それより少ないくらいですので、あまり負担はないと思います。
 ただし、指示に従って定期的に通院することは大切です。
                             
     

[まとめー子どものデコボコ・ガタガタ歯並びの矯正歯科治療について]
 子どものデコボコ・ガタガタ歯並びを治す矯正歯科治療開始のタイミングは、ケースバイケースですが、上下の前歯4本が永久歯に生え変わった頃をひとつの目安にすると良いと思います。

   

 もちろん、心配な方は、もう少し早くても良いと思いますし、様子を見ていたらこんなになってしまった、という場合でも、手遅れということはありませんので、気になったら、矯正相談を受けてみると良いと思います。

 (申し訳ありませんが、現在、当院で治療開始時期は、諸般の事情により、早くても10歳以降とさせていただいております。)

                           

 治療を受ける際には、子どもさんが矯正歯科治療に前向きに取り組んでいけることが大切になりますので、子どもさんの状態を見ながら矯正治療の開始時期を考えても良いかもしれません。

  

 そして、実際に治療を受けるときには、矯正装置や期間、費用のことばかりに翻弄されないように気をつけてください。

                          

 「歯並び・かみ合わせをきちんと治す」「矯正歯科治療後に快適に生活できる」ということを忘れないようにして、治療を受けることが大切です。

      

 矯正歯科治療は何かと大変ですが、きっと、あの時に治療して良かった、と思っていただけると思います。
                    

  子どもさんの歯並びが気になるようでしたら、一度、矯正歯科で相談してみましょう。
 矯正歯科治療をするかどうかは、この相談後に決めれば良いことですから。。。
         
    

 ふじき矯正歯科で、矯正初診相談を受けてみようと思われた方は、「初診相談の予約のとり方」のページをご覧ください。

 ふじき矯正歯科で、矯正歯科治療を受けてみようかなと思われた方は、「矯正歯科治療を受ける前の心構え」も、どうぞお読みください。


 ふじき矯正歯科について知りたい方は、「ふじき矯正歯科のご案内」のページをご覧下さい。



 どこで矯正歯科治療を受けたらよいのか迷われている方は、「矯正歯科の選び方」のページもご覧下さい。

                                



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