第7回目は、平成18年1月28日に「矯正治療はいつ始めるのがよいのだろうか?」と題して行いました。最初に私が、矯正治療の開始時期などについての過去の研究論文をいくつか紹介し、その後症例を見ながら私の考えを説明しました。「上顎前突は、混合歯列期から治療を始めても、永久歯が全てはえてから治療開始しても、治療結果は変わらない」というRCT(Randamized
Controlled Trial)の研究論文がたくさん出ていることなどは、参加者にとっても新鮮だったようで、いろいろな意見が聞かれました。今回は、とても多くの方に参加していただき、ありがとうございました。
第8回目は、平成18年3月25日に「お口の育ちをどのように伝えればよいだろうか?」と題して行いました。今回はいつもご参加いただいている方々の中から、特におもしろい発想をお持ちの方2名に話して頂き、その後全員でディスカッションをしました。私の知らない事や考えたことのない内容が次々と出てきて、私自身、とても楽しく学ばせて頂きました。お話していただいた方々、参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第9回目は、平成18年5月20日に「嚥下時の舌の動き」と題して行いました。最初に私がVFの画像を示しながら、嚥下時の舌の動きとともに咀嚼時の口の中の動きについて説明し、その後全員でディスカッションしました。子どものお口の話をメインにする会なのですが、高齢者の摂食・嚥下の話にも発展していき、話の内容が広すぎたな、と反省させられました。次回はもう少し内容をしぼれるようにしたいと思います。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第10回目は、平成18年7月15日に「きれいな歯並び・かみ合わせとは?」と題して行いました。今回は歯列模型を実際に計測する実習も行い、IOTNやPAR
indexなど歯科医師なら誰でも知っておきたい内容を、模型を計測しながら皆で勉強しました。PAR
indexは、歯並び・かみ合わせを簡単に数値で評価できると参加者に好評で、説明している私も嬉しくなりました。明日からの臨床に活かして頂ければと思います。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第11回目は、平成18年9月16日に「舌小帯」というタイトルで行いました。最初に私が、これまでに明らかにされている研究を紹介しながら、舌小帯が歯並び・かみ合せへ与える影響、摂食・嚥下への影響、発音への影響を説明し、その後全員でディスカッションしました。短い舌小帯に問題はあるのか、舌小帯が短かったらどうすればよいのか、など、たくさんの難しい問題があり、簡単に解決できる内容ではないのですが、たくさんの方々のいろいろな意見を聞く事ができて、私自身、たくさん勉強させて頂きました。今回は、はるばる香川県から参加していただいた先生もおられました。参加していただいた皆様、ありがとうございました。
第12回目は、平成18年11月18日に「おしゃぶり」と題して行いました。おしゃぶりについては、世間でも賛否両論、いろいろな意見がありますが、どこまでエビデンスが示されているのかについて、たくさんの学術論文を引用しながら説明しました。SIDS、不正咬合、中耳炎、鎮静・鎮痛効果、IQなど、おしゃぶりに関わる報告は多く、全員でのディスカッションでは、いろいろな角度からのたくさんの意見が出て、大変盛り上がりました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
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