第25回目は、平成21年1月17日に「dental erosion(酸蝕症)」と題して行いました。今回は、Clin
Oral Invest 2008; 12: S5-S13を読み、その内容についてディスカッションしました。erosionはWSDと違って歯頸部にエナメル質が残ること、清涼飲料水はエナメル質を溶かしやすいが、カルシウムイオンが加わると溶かしにくくなることなど、多くのことを学びました。今回は、いつも参加していただいている先生に症例報告もしていただき、私自身も多くのことを勉強させていただきました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第26回目は、平成21年3月14日に「ドライマウス」と題して行いました。今回は、JADA 2007; 138: 15S-20Sを読み、その内容についてディスカッションしました。最近、唾液の少ない子どもが気になるのですが、まだ、子どものドライマウスに関する論文は少なかったため、今回は高齢者の論文を読みながら勉強しました。薬など、原因が明らかなドライマウスの場合は、原因に対するアプローチが必要だが、実際には対症療法がメインになることなどを学びました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第27回目は、平成21年5月16日に「咬筋の成長発育」と題して行いました。今回は、Arch Oral Biol. 2007; 52(4): 305-308.を読み、その内容についてディスカッションしました。咬筋の筋線維は男女で異なること、成長発育等で筋線維のタイプは変化することなどを学びました。筋肉については未だ不明な点が多く、もっと研究が進んでいってほしいとつくづく感じました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第28回目は、平成21年7月18日に「上顎の拡大と鼻腔との関係」と題して行いました。今回は、Angle Orthod. 2009; 79: 1000-1007を読み、その内容についてディスカッションしました。上顎を急速拡大すると鼻腔も大きくなるが、成長期を過ぎて拡大した場合、長期的には安定しないこと、上顎の急速拡大は矯正歯科治療のために行うべきであり、鼻腔を大きくするために行うべきではないことなどを学びました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第29回目は、平成21年9月19日に「叢生と親知らずの関係」というタイトルで行いました。今回は、Angle Orthod. 2009;79:1139-1142を読み、その内容についてディスカッションしました。親知らずが前歯部叢生の原因となるのかについて、未だエビデンスはないこと、その国の文化や経済、受けた教育等によって親知らずの抜歯の頻度が異なることなどを学びました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第30回目は、平成21年11月14日に「口唇の力と不正咬合」と題して行いました。今回は、Angle
Orthodontist 2010; 80: 72-79を読み、その内容について全員でディスカッションしました。口唇の力と前歯の位置には深い関係があることがよくわかりました。今回は参加者が少なめでしたが、とても有意義な話が飛び交い、私自身、たくさん勉強させていただきました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
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