第37回目は、平成23年1月15日に「摂食・嚥下時の口の動き」と題して行いました。今回は、VFを見ながら、咀嚼や嚥下、プロセスモデル、Stage
II transport 等について学びました。ディスカッションでは、形態との関連や離乳食、卒乳の話など、多くの話題が飛び交い、私自身、たくさん勉強させていただきました。口腔機能に関してはまだまだわかっていないことが多く、もっと研究が進んでほしいなと、つくづく感じました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第38回目は、平成23年3月19日に「睡眠時無呼吸について」と題して坂井歯科医院にて行いました。今回は、杉浦内科クリニックの杉浦芳樹先生に、医科の立場からお話いただきました。睡眠時無呼吸は、心疾患や糖尿病など、全身疾患につながっていることがよくわかり、大変勉強になりました。歯科の立場から、オーラルアプライアンス等で少しでも睡眠時無呼吸の治療に貢献できればいいなと感じました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第39回目は、平成23年5月14日に「親知らずの予防抜歯の必要性」と題して行いました。今回は、Am J Public Health. 2007; 97: 1554–1559とAm J Public Health. 2008; 98: 580–581を読み、その内容についてディスカッションしました。親知らずは全て抜歯するのではなく、症状がある場合などにかぎって抜歯すべきであることなどが書いてあり、あたり前のことですが、軽く考えて抜歯されてることが多い現状に警笛を鳴らす面白い論文だと思いました。多少考え方がかたよった論文ですが、親知らずも立派な歯なので、できるだけ抜かない方がよいという私の考えに近い論文で、親知らずについていろいろと考えるきっかけを与えてくれました。参加者からも親知らずの抜歯についてたくさんの話が聞け、私自身とても勉強になりました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第40回目は、平成23年7月16日に「スポーツ用マウスガードの形態」と題して行いました。今回は、Br J Sports Med 2006; 40: 1006-1008を読み、その内容についてディスカッションしました。マウスガードの口蓋側は歯頸部付近にした方が装着感がよいこと、咬合面形態を整えることで顎関節の疲労感も改善することなどを学びました。今回は参加者が少なめでしたが、その分濃密なディスカッションができ、私自身、たくさん勉強させて頂きました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第41回目は、平成23年9月17日に「前歯部開咬の早期治療の効果」というタイトルで行いました。今回は、Angle Orthod. 2005; 75: 707-713を読み、その内容についてディスカッションしました。前歯部開咬の早期治療に関して明確なエビデンスを示す研究論文はないこと、しかし前歯部開咬の早期治療は、多くの場合、効果的である事などを学びました。前歯部開咬は、前歯で噛めないだけでなく、むし歯になりやすいこと、補綴処置が難しいことなど、多くの問題を持っているため、できるだけ早く治した方がよいと、つくづく感じました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
第42回目は、平成24年1月21日に「こんなケース、どうする?」と題して行いました。今回は、いくつかのケースを提示し、このようなケース、どうしますか?と、治療方針について参加者全員でディスカッションしました。治療方針が多岐にわたる場合や、なかなか治療方針を決められないケースなど、個人個人、いろいろな考え方があることがよくわかりました。一般歯科の先生方の考え方がよくわかり、私自身、たくさん勉強させていただきました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。
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