矯正歯科治療で一般的に目にするのは、治療前後の写真や、「歯はこんな風に動くんですよ」というシミュレーションばかりだと思います。
実際にどれくらいのペースで歯が動いていくのかについては、なかなかイメージしにくいと思います。
このページでは、実際に私(院長)が矯正歯科治療を受けたときの写真をお見せしながら、歯が動くペース、治療の進み方、歯並びや口元の変化などをイメージしていただければ、と思います。

私が矯正歯科治療を受けたのは、長崎大学歯学部で歯科医師になるための勉強をしていた時です。
大学病院で、私の恩師の先生に治療していただきました。
主訴:上の歯が前に出ている・歯並びがガタガタデコボコしている、 Angle II級上顎前突・叢生、 治療開始年齢:20歳、 上顎左右第一小臼歯・下顎左右第二小臼歯を抜歯して、マルチブラケット装置で治療、 治療期間:3年3か月、 治療費:約70万円、 矯正治療リスクである歯根吸収等はなし。
少し恥ずかしいのですが、これが大学生時代の私です。
当時はまだ髪の毛もたくさんありました。


歯を4本抜いた後、上の歯にマルチブラケット装置がつきました。
矯正治療開始です。

2か月後に、下の歯にもマルチブラケット矯正がつきました。

4か月後に、下の前歯はきれいに並んできました。

6か月後に、上の前歯もきれいに並んできました。

1年後に、上下の歯列はずいぶんきれいになりました。
ただ、まだ歯を抜いた部分のすき間があります。

1年4か月時点です。
深くなったかみ合わせを浅くするようにしています。

1年8か月時点です。
歯を抜いてできた隙間を閉じるようにしています。

1年11か月時点で、下顎の隙間がほぼ閉じました。

2年1か月時点で、上顎の隙間もほぼ閉じました。

その後仕上げの微調整をして、3年3か月でマルチブラケット装置撤去となりました。


治療後2年以上経過しても安定しています。

これくらいのペースで矯正歯科治療は進みます。
どのように思われたでしょうか?
私の場合は、マルチブラケット装置をつけている期間が3年3か月でした。
3年3か月、想像していただければわかると思いますが、とても長いです。
またその後、保定装置を使って後戻りしないようにする治療が続きますので、実際はもっと長くかかります。
ただ、この3年3か月に勝る価値が矯正歯科治療にはあると私は思っています。
例えば、私は矯正歯科治療前は食べるのが遅く、他人との食事が苦痛だったのですが、治療後には人並みの速さで食べられるようになり、他人との食事はとても楽しいひとときに変わりました。ある意味、人生が変わったかもしれません。
私自身、矯正治療が終了して30年以上経過していますが、あの時に矯正歯科治療を受けて本当によかったと思っています。
ふじき矯正歯科でも、矯正歯科治療を始めたばかりの患者さんから、「私の歯は本当に動いていますか?」と不安を訴えられることがよくあります。
矯正治療で歯が動くペースがわからないから、不安になってしまうのでしょうね。
1~2か月では変化を感じられなくても、3~4か月経過すると変化がわかります。
そのために、ふじき矯正歯科では、定期的に写真を撮って、それを患者さんに見せながら歯がどのように動いているのかを毎回説明するようにしています。
歯の動きはゆっくりゆっくりですが、少しずつきれいになっていきます。
きれいな歯並びを目指して、一緒に頑張りましょう。

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